韓国本土とはまた違う、独自の自然と文化を持つ南国リゾート・済州島(チェジュ島)。火山が生んだダイナミックな景観、エメラルドグリーンの海、そして黒豚やアワビといった島ならではのグルメが旅人を待っています。公共交通だけでは回りにくい見どころが多いため、レンタカーでの周遊が断然おすすめ。この記事では、世界自然遺産の城山日出峰や万丈窟、フォトジェニックな離島・牛島、ハルラ山の麓まで、東から西へと地理的に無理なくつなぐ3日間のモデルコースをご紹介します。済州空港で車を借りて、島をぐるりと一周する充実の旅へ出発しましょう。
1日目:済州東部の世界自然遺産を巡る(城山日出峰・万丈窟)
初日は済州空港でレンタカーを受け取り、まずは島の東部へ向かいます。午前中は溶岩が造り出した洞窟・万丈窟(マンジャングル/Manjanggul)へ。ひんやりとした地底を歩けば、世界最大級の溶岩鍾乳石が出迎えてくれます。続いて近くの城邑民俗村(ソンウプ民俗村)に立ち寄り、石垣に囲まれた伝統家屋やトルハルバン(石のおじいさん像)に触れ、済州の古い暮らしを感じましょう。午後は海岸沿いを走り、済州を代表する絶景スポット・城山日出峰(ソンサンイルチュルボン/Seongsan Ilchulbong)へ。海から噴き出した火山が造ったお椀型の丘で、頂上まで階段を登ると噴火口と広がる海のパノラマが圧巻です。夕方は近くの海女(ヘニョ)の実演を眺めたり、光徳(クァンチギ)海岸の岩場を散歩したり。夜は東部らしく海鮮を堪能、新鮮なアワビをふんだんに使った「アワビ釜飯(チョンボッ・トルソッパッ)」で初日を締めくくれば、磯の香りいっぱいの夕食になります。
2日目:エメラルドの離島・牛島と東海岸のビーチ巡り
2日目は城山港から船に乗り、済州の東に浮かぶ小さな離島・牛島(ウド/Udo)へ日帰り遠征です。午前中はレンタル電動カートやスクーターで島を一周し、白い珊瑚の砂浜が美しい西浜(ソビン)白沙海岸や、サンゴ礁が砕けてできたエメラルドグリーンの海を満喫。牛の頭の形に似た岬・牛島峰(ウドボン)からの眺めも見逃せません。お昼は牛島名物の「땅콣(ピーナッツ)アイスクリーム」でひと休み。午後は本島へ戻り、東海岸を北上しながらドライブを楽しみます。済州屈指の透明度を誇る金寧(キムニョン)海水浴場や月汀里(ウォルジョンリ)海岸では、白砂とターコイズブルーの海を背に海辺のカフェでのんびり。風車が並ぶ海岸線の風景はまさに済州らしい一枚です。夜は黒豚(フッテジ)のメッカで、香ばしく焼き上げた「黒豚サムギョプサル」を韓国式に葉野菜で包んでいただきましょう。脂の甘みと炭火の香りがたまりません。
3日目:ハルラ山麓の自然と西部海岸・滝めぐり
最終日は島の中央にそびえる韓国最高峰・ハルラ山(漢拏山/Hallasan)の麓へ。本格登山は時間がかかるため、御里牧(オリモク)など麓の遊歩道を軽く歩き、火山島ならではの森と高原の空気を味わいます。その後は西へ移動し、サオク(中文)リゾートエリアへ。柱状節理(チュサンジョルリ)の断崖に砕ける荒波の迫力を堪能したら、済州を代表する滝・天帝淵(チョンジェヨン)の滝へ。三段に流れ落ちる清流と仙女橋の橋が幻想的です。午後は西海岸を北上し、夕日の名所として知られる挾才(ヒョプチェ)海水浴場へ。沖に浮かぶ飛揚島(ピヤンド)を背に、白砂とエメラルドの海が黄金色に染まる夕景は旅の締めくくりにふさわしい絶景です。最後は済州名物の温かい「ヘムルタン(海鮮鍋)」や「コギグクス(豚骨だしの太麺)」で体を温め、レンタカーを返却して空港へ。3日間で済州島の自然を凝縮した充実の周遊旅となります。
💡 旅のヒント
- 済州島は公共交通の本数が少なく見どころが点在しているため、レンタカーでの周遊が最も効率的です。国際運転免許証または韓国で有効な免許証を必ず準備しましょう。
- 牛島へ渡る船は天候によって欠航することがあります。東部を回る1日目・2日目のどちらかに組み込み、海が荒れている場合は予定を入れ替えられるよう余裕を持つのがおすすめです。
- ハルラ山や海岸沿いは風が強く、内陸と海辺で体感気温が大きく変わります。羽織れる上着を一枚持っておくと一年を通して安心です。
- 城山日出峰は頂上まで階段の上り下りがあるため、歩きやすいスニーカーが必須。朝の早い時間帯は人が少なく、すがすがしい景色を独り占めできます。
❓ よくある質問
済州島はレンタカーがないと観光できませんか?
公共バスでも主要スポットへは行けますが、城山日出峰や万丈窟、西海岸の滝などは点在しており乗り換えに時間がかかります。3日間で東西を効率よく巡るなら、レンタカーが圧倒的に便利です。運転に不安がある場合は、現地発の周遊ツアーやタクシーチャーターを利用する方法もあります。
牛島(ウド)へはどうやって行きますか?
済州本島の東端にある城山港からフェリーで渡ります。所要時間は短く、車を載せることも可能ですが、島内はレンタルの電動カートやスクーター、観光バスで回るのが一般的で手軽です。風が強い日は欠航もあるため、当日の運航状況を確認してから向かうと安心です。
3日間で済州島を一周できますか?
このモデルコースは東部から西部へ地理的に無理なくつなぐ構成のため、3日間で島の主要な見どころをぐるりと巡れます。ただし各スポットの滞在を急がず楽しみたい方や、ハルラ山の本格登山をしたい方は、4日以上の日程にするとより余裕のある旅になります。